ゴルフ好きな方には必須ともいえる距離計。
ピンまでの距離やハザードまでの距離が瞬時にわかるので、キャディーを付けない“セルフプレー”のときは、特に重宝します。
しかしゴルフ初心者のうちは「自分にはまだ必要ないかな?」「別になくても良いかな?」と考える方もいるかもしれません。
また「距離計は欲しいけれど、どうやって選べば良いのか迷ってしまう」という方も少なくないでしょう。
そこで今回は、距離計の必要性や距離計の種類、選ぶときのポイントなどを詳しく解説しました。
最後に、GPS距離計とレーザー距離計のおすすめを3つずつご紹介しています。
距離計の使い方を知りたい方や、選び方に迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね^^
ゴルフに距離計は必要?
距離計とは、自分のボール位置から目標物までの距離を測定する道具です。
これを使えば、ボールからピンまでの距離や、バンカーまでの距離なども測ることができます。
最近はキャディーを付けないで回る「セルフプレー」が増えたため、距離を自分たちで測らなければいけない場面も増えましたよね。
もちろんコースに設置されているヤード杭を見ながら、残りの距離を計算する方法も有効です。
しかしこれだと時間がかかりますし、ざっくりした距離しかわかりません。
距離計なら1ヤード単位で距離が表示されるので、より安心感がありますよ^^
GPS距離計とは
距離計には、GPS距離計とレーザー距離計の2種類があります。
GPS距離計は、人工衛星からの電波で現在の位置情報を把握し、登録してあるゴルフコースの、グリーンやバンカーまでの距離を表示してくれるものです。
使い方やメリット・デメリットについて、くわしく見ていきましょう。
GPS距離計の使い方
GPS距離計には、いくつかのタイプがあります。
代表的なものとして、腕時計タイプ、ポケットに入れて持ち歩くタイプ、キャップに取り付けられるタイプがあるでしょう。
また、ゴルフ場のカートに搭載されていることも多いです。
タイプによって多少の違いはありますが、基本的な使い方は一緒。
自分がボールの位置まで移動して、距離計の画面を見ればオッケーです。
ハザードだけでなく、グリーンセンターまでの距離、グリーンエッジまでの距離、グリーン奥までの距離も表示されるので、アプローチを打つときにも役立ちますよ^^
GPS距離計のメリット
GPS距離計のメリットは、腕時計タイプやポケットに入れて持ち運べるタイプなど、自分のニーズに合わせて選びやすいことです。
画面を見るだけという手軽さや、すぐに距離を知ることができる点も優れていますね。
距離計によっては、ホールの全体図が表示されるタイプもあります。
ホールの形状がわかると、どんなふうに、何打目でグリーンを狙おうかな?などの戦略も立てやすいでしょう。
最近では、スマホアプリと紐づけてスコア登録できる距離計もあります。
とにかく機能が豊富で、比較的安価であることもおすすめポイントです。
GPS距離計のデメリット
GPS距離計のデメリットは、5~10ヤード程度の誤差が生じてしまうことです。
ティーショットやセカンドショットなら、これくらいの誤差があっても影響は少ないかもしれませんが、アプローチでは少し不安ですよね。
良いショットが打てても、ピンから遠くに乗ってしまったり、行き過ぎてグリーンからこぼれてしまう可能性もあります。
反対に、わずかに距離が足りず、グリーンに届かないこともあるかもしれません。
心配な方は、グリーン周りまで来たら歩測や目測を重視するのも1つの方法です。
GPS距離計が向いている人
GPS距離計は、ゴルフ初心者の方におすすめです。
価格がリーズナブルなため、気軽に手に入れやすいのも嬉しいポイント。
またホールのコースレイアウトを確認できるタイプであれば、コース攻略方法を考える練習にもなります。
ただ、5~10ヤード程度の誤差が生じることもあるので、グリーン周りでは歩測や目測をうまく取り入れてみてください^^
レーザー距離計とは
一方、レーザー距離計はレーザー式のメジャーとして、建築現場などでも使用される距離計。
自分がいる場所からピンやハザードまでの距離を、正確に測ることができます。
使い方やメリットについて見ていきましょう。
レーザー距離計の使い方
レーザー距離計のときも、ボールの位置まで移動するのは同じ。
そこからピンやハザードなど、距離を測りたいものをレンズの中心でとらえて、ボタンを押し、レーザーを当てます。
表示された距離をもとに、適したクラブを選んでみましょう。
レーザー距離計のメリット
レーザー距離計のメリットは、精度と速さに優れていることです。
レーザーで計測するため、ほとんど誤差なく瞬時に距離を測ることができます。
アプローチなど、より正確に距離を知りたいときにも役立つでしょう。
歩測や目測で距離を測る時間が省けるのも、利点の1つですね。
レーザー距離計のデメリット
レーザー距離計のデメリットは、目標物が直線的に視認できないと距離を測れないことです。
目標物に直接レーザーを当てて計測する仕組みなので、木などに遮られると使えないわけですね。
ドッグレッグしているホールなどでは、このようなことが起こりやすいかもしれません。
また手持ちタイプの距離計なので、持ち運びが面倒だと感じる方も少なくないでしょう。
レーザー距離計が向いている人
ゴルフに慣れてきた中・上級者の方は、正確に距離を測れるレーザー距離計がおすすめ。
精度の高いレーザー距離計は、短い距離でもほとんど誤差なく距離表示してくれます。
アプローチのときに上手く活用できれば、より確実にピンの近くへボールを置くことができるでしょう。
GPS距離計のおすすめ3選
ここからは、GPS距離計のおすすめを3つご紹介します。
重視したい機能や、ご自身のニーズに合わせて選んでみてください^^
Shot Navi Crest(ショットナビ クレスト)
Shot Navi Crestは、腕時計タイプのGPS距離計です。
ピンや各ハザードまでの距離はもちろん、ホールの全体図も把握できるのが特徴。
ホームの形状を把握した上で、どのようにプレーしようか作戦を立てることができます。
また、ドッグレッグなどの直接グリーンを狙えないホールの場合に、直線距離だけでなく「1打目+2打目=リアルに必要な距離」が表示されるのも嬉しいポイント。
キャディが付いていないときでも、よりスムーズなプレーが叶うでしょう。
そのほか『オートメジャー(自動飛距離計測)』機能の搭載により、自分の飛距離が自動で表示されるなど、スコアアップに役立つ機能も充実しています。
さらにShot Navi Crestの良いところは、カラーバリエーションの豊富さです。
6色展開になっているので、ファッションに合わせてお洒落も楽しんでみてください^^
ULT-G Ultra Light(ユーエルジーティー ウルトラライト)
ULT-G Ultra Lightは、クリップ一体型になっていて、ベルトに付けられるのが特徴です。
「腕時計タイプだと、スイングのときに干渉してきて苦手」という方にもおすすめ。
わずか31gという驚異の軽さで、ストレスなく持ち運ぶことができます。
各ハザードまでの距離はもちろん、グリーン・エッジ/センター/バックまでの距離も表示可能。
防水性能にも優れており、30分程度水没しても保護してくれるので、雨の日も安心です。
5つのボタンで設計されたシンプルなデザインのため、迷わず操作できる点もメリット。
日本2,169のコース、世界38,000のコースに対応しているため、幅広いゴルフコースを楽しむことができるでしょう^^
ボイスキャディ VC300A
ボイスキャディは、軽量かつスタイリッシュなデザインで、キャップに装着しても使えるGPS距離計。
ボタンをクリックするだけの簡単操作で、残りの距離を音声案内してくれます(9つの言語に対応)。
残距離はもちろん、飛距離も自動で測定可能です。
グリーンに関しても、センター/フロントエッジ/バックエッジまでの距離が表示されるので、アプローチのときも便利。
また単純な直線距離だけでなく、高低差も含めた残距離を教えてくれるので、山間部にあるコースなどでも活用できるでしょう。
レーザー距離計のおすすめ3選
ここからは、レーザー距離計のおすすめをご紹介します。
デザインや機能性に優れたものを3つピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
EENOUR U800 MINI
U800 MINIは、コンパクトなボディと使いやすさで人気のレーザー距離計。
片手に収まる最軽量サイズで、女性でもラクラク距離測定ができます。
使用手順も簡単で、
- 電源を入れる
- MODEボタンを押す
- ピントを合わせる
- 電源ボタンを押す
という4ステップでオッケー。
最速0.06秒で距離が表示されるので、ストレスなくスピーディーなクラブ選択ができるでしょう。
肝心の測定機能に関しても、ピンモード、スロープモード、直線距離測定モード、スピード測定モード、水平・垂直距離測定モードの5つが搭載されているため、場面に応じて使い分けが可能。
防水機能も優れており、生活防水より水に強い「IP54防水防塵」仕様のため、雨の日ゴルフでも安心ですよ^^
EENOUR U1000PRO MINI
こちらは、上記の“U800 MINI”の機能にくわえ、さらに赤緑色の2カラー表示になっているのが特徴。
従来の黒色表示に比べ、赤緑色の2カラーのほうが、より目標物をとらえやすくなります。
これにより、夜や曇りなどの環境でも、鮮明な画面で距離測定できるでしょう。
またU800 MINIの計測可能範囲は3~880ヤードですが、U1000PRO MINIは3~1,093ヤードなので、ニーズに合わせて選んでみると良いですね^^
FOSSIBOT C1000 PRO
クレジットカードとほぼ同じサイズ、かつマグネット付きで持ち運びもラクラクできるレーザー距離計。
マグネットが強力なので、カートの金属部分に付けて移動するのもおすすめです。
またディスプレイにはOLED(有機EL)が採用されており、赤緑色の2カラーで表示されるので見やすさバツグン。
環境に合わせて適切な輝度に調整できるので、光量が少ないシーンでもストレスなく使いやすいでしょう。
そのほかピンモード、スロープモード、直線距離測定モード、スピード測定モード、水平・垂直距離測定モードの5つの測定モードが搭載され、機能性も充実しています。
こちらも「IP54防水防塵」仕様なので、突然の雨にも慌てず対応できるのが嬉しいですね^^
距離計を活用してゴルフを楽しもう!
今回は距離計を使うメリットや、GPS距離計とレーザー距離計の違い、それぞれの選び方についてお話ししました。
「まだ自分には距離計はいらないかも」と考えるゴルフ初心者の方も多いですが、セルフプレーのときは距離計があったほうが便利です。
最初のうちはGPS距離計から始めて、慣れてきたら正確に距離を測れるレーザー距離計に移行しても◎
ご自身のニーズに合わせて、最適な距離計を選んでみてくださいね^^