初心者から上級者まで利用する“ゴルフ練習場”ですが、ゴルフを始めたばかりだと「どんな練習をすれば良いの?」と疑問を抱くことも多いのではないでしょうか。
今回は「ゴルフ初心者の練習のポイント」として、持って行くべきクラブや、具体的な練習方法について解説しました。
またゴルフ練習場に行くときの服装や料金の目安など、基礎知識もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください^^
初心者は9番アイアンの練習から始めよう!
ゴルフ初心者の方は、9番アイアンの練習から始めましょう。
理由としては、9番アイアンは「クラブセットの中間」に位置するため、このクラブに慣れることでほかの番手も打てるようになるからです。
また9番アイアンのような短いクラブから練習を始めると、方向性が良くなるというメリットもあります(反対に、ドライバーなどの長いクラブは方向性を定めるのが難しい)。
ケガ防止の観点からも、9番アイアンのようなショートアイアンから練習したほうが体に負担がかかりません。
9番アイアンでなくても、短めのクラブで打ちやすいと感じるものがあれば、それで練習してみましょう。
【初心者向け】打ちっぱなしでの練習方法
練習のポイントは、最初からクラブを大きく振ろうとせず、小さいスイングから徐々に大きくしていくことです。
具体的に見ていきましょう。
ティーを打ってみよう
いきなりボールを打つのではなく、最初はティーを打つところから始めると良いです。
練習場に行くとティーが出ているので、それをボールだと思って打ってみてください。
まずは、スタンスを閉じたまま腰から前傾します。
自分の体を時計に見立て、グリップの位置が7時から5時の範囲でクラブを振りましょう。
次に、5時から7時に戻すとき、クラブの背でティーを打ちます。
これが意外に難しく、クラブを振るときはティーを打てても、戻すときは当たりにくいです(>_<)
原因としては、振った後に体が起き上がってしまうことが挙げられます。
振るときも戻すときもティーが打てると、スイングの途中で前傾角度が変わっていないので、しっかりボールを打つことができるでしょう。
この動作ができるようになったら、今度はスタンスをもう少し広げて、9時から3時でティーを打ってみてください。
ちなみに、この9時から3時のスイングを“ハーフショット”と呼びますよ^^
ボールを打ってみよう
ティーでの練習の後は、実際にボールを打ってみましょう。
前述した“9時から3時のスイング”で打ってみてください。
ボールを打つ感覚をつかんだら、徐々に振り上げる高さを上げていき、フルスイングで打つことを練習します。
フルスイングでボールに当たるようになったら、今度は力の加減です。
ハーフスイングやフルスイングなどでボールに当たる瞬間の力を調整し、距離の打ち分けができる段階を目指しましょう。
練習するクラブの順番は?
初心者の方は、以下の順番でクラブを練習しましょう。
- 9番アイアン
- ドライバー、ウェッジ
- パター
基本的に、パター以外のどのクラブでもスイングの仕方は変わらないので、9番アイアンに慣れたらドライバーやウェッジの練習に移行すればOKです。
なお、練習場では9番アイアンなどを使った“60ヤード以内の距離”を中心に練習するのがポイントになります。
この距離が大きなミスなく打てるようになると、スコアがぐっと良くなるもの。
1回の練習で打つ球数の1/3は、この練習に費やしてみてください。
基本も大事なので、アドレス、グリップ、9時から3時のスイングは、欠かさず練習しましょう。
月に1回より週に何回か行こう
月に1回300球打つよりも、1回の練習が30球と少なくても週に何回か行くほうが上達は早くなります。
家での素振りでも良いので、クラブを振る習慣をつけましょう。
パターの場合は、家でパターマットを使った練習なども有効ですよ^^
打ちっぱなしに関するQ&A
ここからは、初心者の方が不安に感じやすい内容について解説しますね!
服装やマナーに関しても回答しますので、ぜひ参考にしてみてください。
料金はどれくらい?
練習場の料金は、だいたい入場料(1打席料、時間制限なし)が500円前後、ボールが30~40球で500円前後のところが多いでしょう。
クラブ(1本)は、500円前後でレンタルできます。
ただし練習場によって料金やシステムに違いがあるので、事前に問い合わせてから行くと安心です。
何を持っていけば良いの?
クラブは、自分が「特に練習したいな」と思う3~4本を持っていくのがおすすめ。
ゴルフクラブやシューズはレンタルもできますが、グローブは自分のものを持参しましょう(場内のショップでも買えます)。
服装に決まりはある?
練習場での服装には特に決まりはないので、自分が動きやすい服で行きましょう。
シューズは、運動靴でもOKです。
マナーやルールはあるの?
練習中は、前後の打席に気をつけながら打ちます。
複数で来て大きな声で話したりするのは、周りの迷惑になってしまうので控えてくださいね。
なお、携帯電話はマナーモードにしておきましょう。
練習場での流れは?
練習場に着いたらフロントで受付をし、打席を選んだりボールを購入したりします。
受付が済んだら指定の打席へ移動して、練習を始めましょう。
ボールのセット方法は練習場によって違いがあるので、受付の際に聞いておくと安心です。
また、初心者の場合は「あまり周りの人に見られたくない」という方も多いかもしれないので、一番左の打席が空いていればそこをおさえるのがおすすめですよ^^
打ちっぱなしを活用して効率的に練習しよう!
初心者の「打ちっぱなしで練習するときのポイント」についてお伝えしました。
記事本文でお話ししたとおり、まずは9番アイアンなどの短いクラブで「小さくスイングする練習」からスタートしてみてください。
また練習場には、月に1回だけ行くよりも週に何回か行ったほうが上達が早くなります。
自宅での練習でもOKなので、まずは「クラブを振る習慣」をつけることを意識してみてくださいね^^